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腱鞘巨細胞腫のために手術を受けてきたお話

今年の春、道端で転んで右手を痛めたので整形外科でX線撮影をしたところ、転倒による打撲とは全く関係ない骨の異常が偶然見つかりました。その時は、骨嚢腫が疑われるとの診断を受け、急を要する状態ではないが大きくなる恐れがあるのでまた来てほしい、と言われていました。

9月頃にふと思い出して再度診察してもらったところ、大きくなっているとのことで手術を勧められ、大学病院へ紹介してもらうことに(とはいえ自分の大学なのですが・・・)。X線撮影に加えてエコーで見てみたところ、骨嚢腫でなく「腱鞘巨細胞腫」の可能性が高いとのこと。手にできる腫瘍では比較的多いものらしく、後日造影MRI検査でも確認されました。痛みなどの自覚症状や皮膚の隆起などの外観の異常も無かったため、春に転倒していなければ発見されることはなかったでしょう。

関節付近に発生していることもあり、骨が折れてからでは厄介なのでさっさと手術しようという流れになり、先月末に手術を受けてきました。伝達麻酔下での手術だったのですが、神経に触れられている感触や骨を伝わる振動を感じますので、あまり気持ちの良いものではありませんでした。鳥の手羽先をビョーンビョーンといじっているような様子を勝手に想像していました。医師らの言動から察するに、腫瘍に辿り着くまでに若干難儀していた様子ですが、手術は2時間ほどで終わりました。摘出された腫瘍を見せて貰いましたが、ただの真っ赤で小さな肉片でなんだかよく分かりませんでした。

術後はしばらく右手がまともに使えず、一人暮らしの身としてはなかなかの不便を強いられましたね。特に、過剰なプラスティック容器包装には心底イライラさせられました。例え「マジックカットTM」であっても片手でねじり切るにはかなりの困難が伴います。それから、キーボード操作も慣れれば片手でそこそこのスピードで打てるようにはなるのですが、同時押しのショートカットキーの入力がかなり不便で、コーディング作業の効率はかなり落ちました。

手術から一ヶ月ほど経過した現在は、リハビリの甲斐もあって徐々に回復してきています。ただ、手術部位の親指、特に第一・第二関節の可動域がかなり狭まっている状態です。左手で押さえ付けてやれば曲がるのですが、自力(自動運動)ではわずかしか曲がらない状態です。日常生活に大きく支障があるレベルではないですが、何か物を持とうとしたときに親指がグリップせずストンと落としてしまったり、字を書くのが下手になったりなどの影響はあります。今後の回復に期待しましょう。

ひとまずは安心ですが、再発率が3, 4割ほどあるようですので、定期的にMRI検査することになるようです。


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