もう今年の夏も終わり…

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もう9月ですか。結局8月に更新せずに終わってしまった。

てことで遅れながら… 2011年8月31日 祝!初音ミクさん 発売4周年記念

しかしながら厳密にいうと「誕生」日ではないんじゃないですかね?(誕生の定義とは…)
一般に発売された=誕生という解釈なら間違いではないとは思いますが。

それにしても当日に「みくみくにしてあげる」900万回再生達成とは流石です。

また、「週刊アスキーPLUS」にて4周年を記念し、新連載が始まったようです。

祝 初音ミクさん誕生4周年! 今夜、週アス PLUSで新連載がスタート っ!!
新連載 『初音ミク 4周年記念 未来の音楽夜話』 第一夜 2007年の夏:グラウンドゼロを振り返る

上のリンクの記事にあるミクさんの公式イラスト、明らかに色がおかしすぎるだろ…。
そして、第一夜。
なかなか面白いことが書いてありますね~
そういやTwitterを利用していないので知りませんでしたが、「#初音ミクに出会ったきっかけ」というタグが出回っていたそうな。
私が初音ミクさんと出会ったきっかけは、ちょっと恥ずかしいのでお話しできませんw

ミクさんに魅せられて4年。早いもんです。
「初音ミク」を愛す者としてこんな言い方をするのもアレとは思いますが、本当に「初音ミク」は素晴らしいコンテンツです。
発売当時に、ミクさんのコンサートが開かれたり、米トヨタのCMに起用されたり…誰が想像したでしょうか。
もはやDTMという範疇に収まらない、目覚ましい発展を予測できた人はいないでしょう。

私は時々、「初音ミク」というバーチャルアイドル、その文化というか、それらが形成する世界について考えることがあります・・・
「な~に偉そうに言ってんだ、初音ミクが好きなだけじゃねえか」と言われてしまいそうだが、それはそれで事実。
確かにキャラクターとして、表面上の、というか提供されている音楽や動画、商品というコンテンツを楽しむ。
それとはまた別に、私は内面的な、文化・世界・概念について考えることである意味「初音ミク」と対話しているような感覚を覚える。
だからこそ、可愛い!大好き!の一言では表せない愛着というものがある。

今までに類を見ない、「初音ミク」というコンテンツが展開されているわけだが、これはある意味、特殊であり普遍な存在である。
各所でよく論じられているのは、公式なプロフィールなどによる縛りがなく、「白紙」な状態でのデビューであった。
そうして、CGMであると。
そうすると、「VOCALOID2 初音ミク」という概念が提供されていて、
その上で、各クリエイターが楽曲、動画、イラストなど様々な「初音ミク」という実体を生成している。
もし「初音ミク」という名が隠されていたら、それは各クリエイターが生成した各々のキャラクターになってしまう。
もし「初音ミク」が声のみ提供された場合を考えるとわかりやすい。

クリエイターによって生まれた「初音ミク」は、クリエイターごと、あるいは作品ごとに違う世界を見せる。
当然「初音ミク」という共通の概念であるが、みんなが共通した「初音ミク」を持っていて、それにクリエイターがさまざまな要素を付け加えた、という訳ではない。
「初音ミク」と認識する要素がそれぞれの作品に与えられているのである。
もし前者であれば、だれもが同じ「初音ミク」を共有しているわけなので、なにがどうであると「初音ミク」であるというのが定義されるはずだ。
そうではないだろう。「初音ミク」のイラストなど視覚的情報がない作品もあれば、「初音ミク」の「声」がない作品もある。
何をもって「初音ミク」とするかはクリエイターであり、消費者なのだ。(クリエイターが「初音ミク」だと言っているのに消費者が違うと言えば、「初音ミク」では無くなってしまうという意味ではない。)
ブラック★ロックシューター」なんてのは良い例だ。ただの色違いだと思っている人も多いはずだ。
「初音ミク」として成立するか否かというのは、「初音ミク」として認識するか否かということなのである。

まだまだ書きたいことはあるけれど、今日はこの辺で。
こうした議論は色々な方がブログ等で公開していますね。非常に面白いと思います。

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