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Windows XP / Office 2003 サポート終了と高齢者

Microsoft Windows XP 及び Office 2003のサポート終了まで残すところわずかとなりました。
2014年4月9日(日本時間)終了です。

Microsoft: Windows XP と Office 2003 のサポートがまもなく終了します
IPA: 「 あなたのパソコンは4月9日以降、大丈夫? 」

やはりこれだけ普及したWindows XPだけに、かつてないほど各種報道で取り上げられています。
まるでサポート終了するとPCが使えなくなると言わんばかりの表示を見かけたりしますが、そのぐらい危機感を持って対応したいところではあります。
家庭・個人の一般的な利用であれば、PC自体も流石に買い替え時なはずなので、新しくPCを購入したという方も多いのではないでしょうか。

さて、本題なのですが、高齢の方でXPを利用しているという状況での話です。(あまり技術的な話は無いです。)
以前、NHKのNews Watch 9で以下のような放送がありました。

2014年1月9日(木) ウィンドウズXP サポート終了まで3か月

XPを使っている高齢の方にとっては、やはり使い慣れた環境から離れるのは負担でしょう。
(もちろん大変お詳しい方々がいらっしゃることは重々承知しております。)

私にも高齢の祖父が居るのですが、Windows XP発売当時、ワープロからPCに乗り換え、現在に至ります。
祖父は日記を書くことが好きで、Wordを利用して日記や自分史を書いているようです。
また他には、デジタルカメラの写真を取り込み印刷したり、年賀状の作成が主な用途です。

基本的な操作はほぼ問題ないのですが、年を重ねるにつれやや物忘れが大きくなってきました。
以前に写真の取り込み・印刷ソフトをアップデートしたところ、私の確認不足で若干操作方法が変更されてしまったことがありました。
ボタンの位置が変わったり、メニューの文言が変更されたりすると、予想以上に戸惑ってしまうようです。
XPからの乗り換え候補としては7かなと思っていましたが、それでも難しいように思いました。
特にOffice 2003からの変化はあまりに負担が大きいと感じます。

そこで、ネットワークには接続せず、リムーバブルディスクのやりとりもデジカメのメモリカードだけなので、このままXPで使ってもらう方針に決めました。
私が収集したジャンクの数々で、XP時代のハードウェア保守には困りませんので(笑)

いずれにせよ、祖父にとって"PCを活用して何かの目的を達成できる"ということが一番です。
達成するためにかかる学習コストが、果たして見合ったものなのか、考えてみることが大事と思います。
その上で、我々がセキュリティリスク等を評価し、安全かつ快適な解決策を導きたいところです。


余談ではありますが、

slashdot: Windows XPを使い慣れた高齢の初心者向きLinux、何がおすすめ?

というような話題もありました。
もちろん用途や、利用者の適応性にあわせて検討する価値は十分にあると思います。

高齢者向けに限らず、XP終了に伴い無償のLinux(デスクトップ向けディストリビューション)に乗り換えよう!的な記事が散見されます。
確かにメールやWebブラウジング等、必ずしもWinodwsでなくてもよい用途でPCを利用している方も多いです。
それじゃあLinuxに乗り換えれば万々歳かというと、そういう話でもないです。少なくとも私はそう思います。

「Linuxであれば安全・安心」というような根拠のない謳い文句も目にしますが、あくまでXPのサポート終了という問題を回避するだけであって、そのLinuxをセキュアに運用できるかどうかというのは全く別の話です。
さらに言えば、ほとんどのデスクトップ向けディストリビューションのサポート期間というのはWindows XPよりはるかに短いです。
10年間もサポートされ続けるOSなんてそうそうないですよ。(RHELとかあるか)
初めてLinuxを使う人に、様々なディストリビューションのリリース・サポート体制を理解して、適切な選定ができるかどうか甚だ疑問です。

安易に勧めるというのはあまりに無責任だと私は思います。


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