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以前に書いた ファイルサーバ移行 PRIMERGY TX1330 M2 ですが、HDD 4台では足りなくなってきました。新たに増設しようと思うのですが、オンボードのコントローラでは4台のSATAドライブしか接続できませんので、別途HBA(RAID)カードが必要です。

Fujitsu D2607(LSI SAS 9211-8i相当)というRAIDカードが1,000円前後で出回っていますので、こちらを使ってみることにします。ZFSで運用する上でハードウェアRAIDはむしろ邪魔になるので、RAID機能は使わず単なるHBAとして利用することを考えます。

Fujitsu D2607

いろいろ調べてみると、JBODモードで動かすことは可能なようですが、HDDの一部のモデルでは不具合があるようです。その対象であるTOSHIBA MD04は、まだいくらか手元に転がっているので、別の方法が必要です。

LSI のRAIDカードでJBODを有効にする - infla - Confluence

D2607と相当であるLSI SAS 9211-8iは、IT(Initiator Target)ファームウェアが提供されており、こちらに書き換えるという方法があります。ただ、D2607と全く同一のハードではありませんので、どうも一筋縄にはいきませんでした。

検索してみると先人の方々による情報が沢山見つかりまして、色々試してみた結果、以下のフォーラムに投稿されていた手順で成功しました。

Fujitsu D2607-8i - Crossflash to LSI 9211-8i

FreeDOSとEFI Shellを行き来する必要がありますが、TX1330 M2はデフォルトでUEFIモードに設定されていてFreeDOSをブートできないので、BIOSモードへ設定変更が必要です。(これに気がつくまでずっとハマってました)

Fujitsu: UEFI対応情報

上記資料p.21の記載に設定方法が記載されています。

BIOSセットアップメニュー: [Advanced] - [CSM Configuration]
- [Launch CSM]: "Enabled"
- [Boot option filter]: "UEFI and Legacy"
- [Launch PXE OpROM policy]: "Legacy only"
- [Launch Storage OpROM policy]: "Legacy only"
- [Other PCI device ROM priority]: "Legacy only"

ファームウェアの書き換えも終わったところで、次はHDDの増設です。

JusyMyShopで販売していた格安モデルは、3.5inch HDDを4台搭載できるドライブベイしかありません。そこで、ドライブベイだけ拝借してニコイチにすることを考えて、2つ購入していました。実際にやられている方もいます(以下ブログ記事)。

富士通 PRIMERGY TX1330M2 その9・SASバックプレーンをニコイチする

ただ、正直面倒くさくなってきたのと、HDDマウンタの入手の問題があるので、今回は5inchベイに搭載できるiStarUSAのケースを買ってきました。3つある5inchベイを遊ばせておくのも、もったいないので。

あとは、ガシャンと装着して完成です。

3

格安ホスティングプロバイダとして一部界隈で有名()なAlphaRacksですが、立て続けにWootHosting, NFPHosting, HostMyBytesを買収しました。ColoCrossing系のクソ格安業者が集結した感じですね。エイプリルフールでなく、気づいたときには既に管理画面(WHMCS)が全てAlphaRacksにリダイレクトされるようになったので"察し"でした。

私は以前、AlphaRacksにアカウント削除された経験があるのですが、HostMyBytesではいくつかサービスを動かしているので、今回の買収で皮肉にもAlphaRacksに再び戻ることになりました。顧客データやVPSインスタンスは全てAlphaRacks側にマイグレートされたようで、サービスは今までどおり変わらず利用できています。

一部VPSインスタンスについては、収容ホストが変わったようでIPアドレスが変更されました。突然ダウンタイムがあってからの事後連絡でしたが、よりよいハードになったので良しとしましょう。

例えば「HostMyBytes SSD VPS 6GB VPS Special」の記事で紹介したものは、CPU: E3-1240 V2 => E5-2620 v4になりました。逆引きホスト名を確認すると、ColoCrrosingからQuadranetに変わっていました。

さて、こいつらが寄せ集まってすぐdeadpoolということは無いでしょうが、これからどうなりますかね。値段相応を十分理解した上で使う分には、この調子で動いてくれれば文句はありません。

[追記]

5/17の9時ぐらいからサーバがダウンし、3日間近く経過した追記時点でもサーバダウンが継続しています。AlphaRacksのTwitterアカウントでは、L.A.とMiamiで障害発生のアナウンスがあります。

一方でWebHosting系のフォーラムを見てみると、ちょっと雲行きの怪しい情報が流れています。

LowEndTalk: Popcorn time! Dustin + AdamNG run AlphaRacks and were fired from QN. [Backup your data if possible!]

QuadraNetの従業員でありながらAlphaRacksを運営していた人物が、解雇されたらしいとのことです(後にAlphaRacksはこれを否定する内容を投稿しています)。そして、AlphaRacksはQuadraNet管理下のサーバを現在アクセスできる状態になく、運営の継続性が危ぶまれる状況のようです…

私が契約しているサーバも全くアクセスできない状況ですが、日次でバックアップを取っているので大きな被害はありませんでした。

終了のお知らせも近そうですね。格安サーバの追っかけとして、今後の展開に注目です。

[追記2]

6/13現在、AlphaRacksはついに終了宣言をしました。Webサイトにアクセスすることもできません。

LowEndTalk: AlphaRacks Officially closing doors. Out of business

最後の最後までクソ業者っぷりを発揮していただきました。本当にありがとうございました。
HiFormanceのdeadpoolはあっけなく終わってつまらなかったのですが、今回のこれはクソ業者を買収したクソ業者の集合体が命を絶つという、大変面白い展開でしたね。

なお、PayPalで支払いした場合、決済日から180日以内であれば買い手保護が適用される可能性がありますので、クレーム提出しておきましょう。また、自動支払いが設定されている場合は、忘れずにキャンセルしておきましょう。

[追記3]

AlphaRacksに吸収される前のHostMyBytesで契約したものですが、PayPalに提出していたクレームは「売り手からの返答がありません。」ということで無事返金が認められました。ありがとうございました。

そういえば、AlphaRacksの後継(?)のPSK Hostingとやらがしゃしゃり出てきましたねw
顧客情報も問答無用で移行されていて、本当に何でもありなんだなって感じです。どこもWHMCSを使っているので、可搬性の高さが悪い意味で活きていますね。

ばびぶべぼ研究室@BOOTHに販売商品を追加しました。

紙より電子書籍を希望される声を耳にしましたので、AniMetadata Vol.1, Vol.2の電子書籍版をダウンロード販売で追加しました。より多くの方に読んでいただければと思います。

ご興味ございましたら、宜しくお願いします。

BOOTHで購入する

なお、まだ紙の書籍の在庫もありますので、C96でも(当選すれば)頒布する予定です。

また海外VPSネタです。今回はPHP-Friendsという面白い名前のドイツのプロバイダです。

PHP-Friends: vServer Frühlingsspecial 2019 Storage SSD

20GBという大容量メモリのVPS(KVM)のセールでした。ざっと以下のようなスペックです。

  • CPU: 2 cores (dedicatedらしい)
  • RAM: 20GB
  • SSD: 125GB
  • Network: 1Gbit/s
  • IP Address: 1 IPv4, /64 IPv6
  • Bandwidth: 2TB/m

お値段はなんと9,99€/m、VATを差し引くと8,39€/mなので1,000円ちょっとです。最低契約期間も1ヶ月なので、どんなものかと試しに契約してみました。

Webサイトはドイツ語しかありませんが、Google翻訳を使えばほとんど問題ありません。PayPalで支払い可能で、サポートに連絡するとVATなしの請求書を発行してくれました。サポートは英語でも大丈夫なようです。

少し驚いたのですが、注文してから1週間後くらいにご丁寧に郵送で請求書が届きました。1週間以内に払えと書いてありましたが、既に経過してますね。まぁ、既にPayPalで支払い済みな訳ですが、形式的に送付しているのか、存在確認のために返送されないかチェックでもしているのでしょうか。住所はしっかり入力しておいたほうが良さそうです(最初テキトーに入力してたら、ちゃんと入れろ!と怒られました)。

さて、nench.shのベンチ結果を貼っておきます。

-------------------------------------------------
 nench.sh v2019.03.01 -- https://git.io/nench.sh
 benchmark timestamp:    2019-04-07 14:30:20 UTC
-------------------------------------------------

Processor:    Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2630 v3 @ 2.40GHz
CPU cores:    2
Frequency:    2399.996 MHz
RAM:          19G
Swap:         -
Kernel:       Linux 4.9.0-8-amd64 x86_64

Disks:
vda    125G  HDD

CPU: SHA256-hashing 500 MB
    4.524 seconds
CPU: bzip2-compressing 500 MB
    7.030 seconds
CPU: AES-encrypting 500 MB
    1.743 seconds

ioping: seek rate
    min/avg/max/mdev = 97.0 us / 383.3 us / 24.3 ms / 908.0 us
ioping: sequential read speed
    generated 6.32 k requests in 5.00 s, 1.54 GiB, 1.26 k iops, 315.9 MiB/s

dd: sequential write speed
    1st run:    162.12 MiB/s
    2nd run:    210.76 MiB/s
    3rd run:    205.04 MiB/s
    average:    192.64 MiB/s

IPv4 speedtests
    your IPv4:    2.59.xxx.xxx

    Cachefly CDN:         87.75 MiB/s
    Leaseweb (NL):        63.93 MiB/s
    Softlayer DAL (US):   11.04 MiB/s
    Online.net (FR):      61.09 MiB/s
    OVH BHS (CA):         8.62 MiB/s

No IPv6 connectivity detected
-------------------------------------------------

悪くはないと思います。IPv6はなんか調子悪かったので無効化しています。

日本への接続は、距離的にどうしようもない部分もありますが、以下のような感じです。

# speedtest-cli --server 7139
Retrieving speedtest.net configuration...
Testing from PHP-Friends GmbH (2.59.xxx.xxx)...
Retrieving speedtest.net server list...
Retrieving information for the selected server...
Hosted by SoftEther Corporation (Tsukuba) [9175.66 km]: 289.189 ms
Testing download speed..........
Download: 33.11 Mbit/s
Testing upload speed..........
Upload: 78.73 Mbit/s
# speedtest-cli --server 15047
Retrieving speedtest.net configuration...
Testing from PHP-Friends GmbH (2.59.xxx.xxx)...
Retrieving speedtest.net server list...
Retrieving information for the selected server...
Hosted by OPEN Project (via 20G SINET) (Tokyo) [9193.20 km]: 273.675 ms
Testing download speed..........
Download: 53.98 Mbit/s
Testing upload speed..........
Upload: 73.56 Mbit/s

メモリを必要とするサービスを動かすにはコスパの良いVPSだと思います。同じ価格帯では、ContaboのVPS M SSDプラン(8.99€)があります。こちらは16GB RAMですが、CPUが6 coresと400GB SSDというアドバンテージがあります。用途次第で使い分けですね。

tdbloader2を使って大量のRDFトリプルをロードするとき、インデクシングフェーズで大きな一時ファイルが作成されるため、/tmpの容量不足で失敗することがあります。

$ tdbloader2 --jvm-args "-Xmx8g" --loc /path/to/database *.ttl
INFO  Total: 98,355,483 tuples : 4,089.41 seconds : 24,051.26 tuples/sec [2019/03/22 04:15:47 JST]
 04:15:48 INFO Data Load Phase Completed
 04:15:48 INFO Index Building Phase
 04:15:48 INFO Creating Index SPO
 04:15:48 INFO Sort SPO
sort: write failed: /tmp/sortvNPO1J: No space left on device
 04:18:36 ERROR Failed during data phase

Apache JenaJENA-1003: tdbloader2 reports df: `': No such file or directory

こちらを見ると、TMPDIRという環境変数を設定することでtmpディレクトリを指定できるようです。

$ export TMPDIR=/path/to/tmp_dir/
$ tdbloader2 --jvm-args "-Xmx8g" --loc /path/to/database *.ttl

これで無事ロードも終わり、さてFusekiを起動しようと思ったところ…

Server     ERROR Exception in initialization: caught: File size (1852784650) not a multiple of blocksize (8192)

というエラーが出て小一時間悩んでいたのですが、tdbloader2はTDB2ではなくTDB用のツールだったんですね。コマンド名に"2"と付いているのでTDB2のデータベースが作成されると誤解して、TDB2としてロードしようとしたために発生したエラーでした。

TDB2用のコマンドラインツールは以下のページにあるように、"tdb2."で始まるコマンドです。

Apahce Jena: TDB2 - Command Line Tools

今更TDBを使う理由もないので、tdb2.tdbloaderを使ってやり直します。

$ tdb2.tdbloader --loc /path/to/database *.ttl

そこそこマシンスペックがあるなら--loader=parallelを指定してやると、多少処理が早くなります。