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昨年末にLinuxデスクトップ用のメインPCを組みました。もはやWindowsが必須なのはエロゲと不自由なBlu-ray再生くらいになったので、脱Windowsを本格的に進め、自宅のメインのデスクトップ環境はLinuxに移行しました。

そういえば年末に以下の記事を読んだことを思い出しました。

mrwk update: 「Linuxデスクトップ元年」から20年経った

私のLinuxデスクトップ元年は、大学に入って様々な開発環境の構築にWindowsで苦しみ、ノートPCにLinuxデスクトップをブチ込んで使うようになったときです。ディストリビューションに強いこだわりはないですが、Fedoraを長年使っています。

Linuxデスクトップの話題になると、ハードウェアの互換性(特にノートPCで)の問題が挙げられますが、モノを選べばそこまで重大なトラブルで苦しむことはないでしょう。快適にLinuxデスクトップが使いたいならDell XPS 13シリーズを選んでおけば間違いないです。

現在職場では、残念ながらmacOSを使わされていますが、プライベートな用途ではここ数年Linuxデスクトップを使う時間がほとんどです。Windowsは冗談抜きにエロゲ専用機になっています。

(エロゲといえば、Windows大型Updateの度に起こる再認証の対策、エロゲ専用仮想環境の構築など、最近色々整備しはじめているので、機会があれば記事にします)

パーツ構成

ざっと以下のような構成です。低消費電力を意識して、RyzenではなくX付きでない2700に。GPUも補助電源不要なGTX 1650クラスに留めておきます。メモリはケチっても良いことがないので、詰めるだけ積みます。

(2019/11購入時点の価格。現在は少し値上がりしているようです。)

パーツ 製品 価格
CPU AMD Ryzen 7 2700 19,957
GPU ZOTAC GAMING GeForce GTX 1650 OC -
M/B ASRock B450M Pro4 8,320
メモリ DDR4 64GB (16GB*4) -
SSD 1TB NVMe Silicon Power SP001TBP34A80M28 14,932
NIC Mellanox ConnectX-2 MNPA19-XTR -
電源 550W 玄人志向 KRPW-BK550W/85+ 5,052
ケース Fractal Design Core 1100 4,932

※ GPU、メモリ、NICは今回新規購入ではなく手持ちのを流用

Fedora 31のインストール

インストール自体はなんの問題もなくサクサク終了しました。高速なストレージは正義ですね。しかし、ログインしてみると、4Kディスプレイに接続しているためか、nouveauドライバのままでは画面描画がガクガクでまともに操作できないような状態でした。しかも、なぜかキーボード入力がチャタる。とりあえずCUIに切り替えて、NVIDIAの不自由なプロプラドライバをインストールしてやれば解消します。(Wayland動かすのは今は見送りです)

lspciするとこんな感じ。

00:00.0 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Root Complex
00:01.0 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-1fh) PCIe Dummy Host Bridge
00:01.1 PCI bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) PCIe GPP Bridge
00:01.3 PCI bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) PCIe GPP Bridge
00:02.0 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-1fh) PCIe Dummy Host Bridge
00:03.0 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-1fh) PCIe Dummy Host Bridge
00:03.1 PCI bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) PCIe GPP Bridge
00:04.0 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-1fh) PCIe Dummy Host Bridge
00:07.0 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-1fh) PCIe Dummy Host Bridge
00:07.1 PCI bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Internal PCIe GPP Bridge 0 to Bus B
00:08.0 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-1fh) PCIe Dummy Host Bridge
00:08.1 PCI bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Internal PCIe GPP Bridge 0 to Bus B
00:14.0 SMBus: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] FCH SMBus Controller (rev 59)
00:14.3 ISA bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] FCH LPC Bridge (rev 51)
00:18.0 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Data Fabric: Device 18h; Function 0
00:18.1 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Data Fabric: Device 18h; Function 1
00:18.2 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Data Fabric: Device 18h; Function 2
00:18.3 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Data Fabric: Device 18h; Function 3
00:18.4 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Data Fabric: Device 18h; Function 4
00:18.5 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Data Fabric: Device 18h; Function 5
00:18.6 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Data Fabric: Device 18h; Function 6
00:18.7 Host bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Data Fabric: Device 18h; Function 7
01:00.0 Non-Volatile memory controller: Phison Electronics Corporation E12 NVMe Controller (rev 01)
02:00.0 USB controller: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] 400 Series Chipset USB 3.1 XHCI Controller (rev 01)
02:00.1 SATA controller: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] 400 Series Chipset SATA Controller (rev 01)
02:00.2 PCI bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] 400 Series Chipset PCIe Bridge (rev 01)
03:00.0 PCI bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] 400 Series Chipset PCIe Port (rev 01)
03:01.0 PCI bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] 400 Series Chipset PCIe Port (rev 01)
03:04.0 PCI bridge: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] 400 Series Chipset PCIe Port (rev 01)
05:00.0 Ethernet controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL8111/8168/8411 PCI Express Gigabit Ethernet Controller (rev 15)
06:00.0 Ethernet controller: Mellanox Technologies MT26448 [ConnectX EN 10GigE, PCIe 2.0 5GT/s] (rev b0)
07:00.0 VGA compatible controller: NVIDIA Corporation TU117 [GeForce GTX 1650] (rev a1)
07:00.1 Audio device: NVIDIA Corporation Device 10fa (rev a1)
08:00.0 Non-Essential Instrumentation [1300]: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Zeppelin/Raven/Raven2 PCIe Dummy Function
08:00.2 Encryption controller: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) Platform Security Processor
08:00.3 USB controller: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Zeppelin USB 3.0 Host controller
09:00.0 Non-Essential Instrumentation [1300]: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Zeppelin/Renoir PCIe Dummy Function
09:00.2 SATA controller: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] FCH SATA Controller [AHCI mode] (rev 51)
09:00.3 Audio device: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD] Family 17h (Models 00h-0fh) HD Audio Controller

使ってみて

Linuxデスクトップ環境自体は手に馴染んでいるので特に問題はなく、ちょくちょくWindows機とモニターを切り替えていた手間がなくなり、快適に使えています。

エロゲはWindows機にリモートデスクトップしてプレイしていますが、LAN内であれば動画再生しても不便を感じることもほぼありません。ただ、ゲームエンジンによっては全画面表示やクリックイベントなどの扱いに問題を抱えていることがあってツライです。ディスク認証があって、Wineでも動かず、DL版もないようなちょっと古いエロゲが動作環境的にどうしようもなく厳しいです。

そういえば、C97で頒布した新刊も執筆はLinuxデスクトップで完結しています。組版はLaTeX(+ LyX)、作図はdraw.io、画像編集はGIMPという感じです。コピー本の印刷にあたっては以下のプリンタを利用していますが、いずれもLinux向けドライバが提供されており、不便はありません。

ただ、印刷屋に発注するときは、入稿用フォーマットに整えるためにどうしてもAdobe Acrobatなどが必要になってしまうことがありますね…。


さて、今年は良いLinuxデスクトップの年になりますように。

コミックマーケット97(C97)が無事終わりました。お疲れ様でした。

弊サークルは3日目(12/30) 情報・評論ジャンルでの出展でした。ブースまでお越しいただいた皆さん、改めて感謝申し上げます。

インク切れで表紙を少ししか刷ることができなかったため、新刊を二十数部しかご用意できませんでした。申し訳ありませんでした。

少々言い訳をさせていただくと、コミケの前の週に引っ越しをして、表紙印刷用のプリンタが用意できておらず、コミケ前日にやっとプリンタを購入するというギリギリのスケジュールでした。そして年末商戦の影響か、通販でポチった予備のインクが届かず…。

当日朝は雨がぱらついておりましたが、南展示棟は暖かく快適に過ごせましたね。

C97 東京ビックサイト正面

次回のコミケ(C98)は、史上初のゴールデンウィーク中の開催となりますね。サークル参加申し込みましたので、またお会いできれば幸いです。

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お久しぶりです。実は先月引っ越しをしまして、その直後にコミケがあり、正月でやっと一息つけたところです。

さて、引越し先はフレッツ光のVDSL方式しか選択肢のないマンションでして、色々と苦しんでおります。これまでauひかりを10年以上使っていたので、自宅でフレッツ回線をまともに触るのは2000年前半にADSLを引いたとき以来になります。

auひかりでは上下5Gbpsの高速サービスを契約しており、実測値も悪くなかったので、かなり富豪的にインターネットを使えておりました。

が、今は上下最大100MbpsのVDSLです。(光ネクスト マンションタイプ プラン1B)

また、噂には聴いていましたがPPPoEの網終端装置での輻輳がここまでひどいとは思いませんでした。夜間のピーク時にはダウンロードが2,3Mbpsほどになり、動画配信サービスなどはまともに使えたものではありません。

PPPoEでの輻輳を回避するために、NGNのIPoE接続(IPv6)を使ってIPv4 over IPv6トンネリングしてやるサービスが乱立しているんですね。「IPv6だから速くなる」的な誤った推論が溢れていて、まぁ、カオス状態で驚きました。

それから、NGNに関して完全に浦島太郎状態だったので、NGN独特の仕様に疲弊しております。ひかり電話の契約によって、IPv6プレフィックスが降ってくる方法が変わるとか……どうして……

この前買ったMikrotik RB4011iGS+RMで遊ぼうなんて考えていたのですが、泣きそうです。


愚痴はさておき、上記のような様々な罠を知らずに契約したのがDTI光(ひかり電話なし)です。

PPPoE接続はいいとして、問題はIPIP(IPv4 over IPv6)の方式です。DTI光では、MAP-E方式のOCNバーチャルコネクトコネクトというサービスを導入しているようです。それにしても、わざわざ 4466.jp なんてドメイン取ってまで宣伝してるのですね。

RouterOSを用いた接続ですが、DS-Lite方式については動作報告を見つけることができましたが、MAP-Eは見当たりませんでした。

ねころくぶろぐ: RouterBoardでDS-LITE

MAP-Eそのものというよりは、提供事業者によるマッピングルールやBorder Relayが明らかにされていないことが問題でしょうか。

JPNEが提供するv6プラスやBIGLOBEのv6オプションについては、先人たちの調査によって判明しているようです。

風柳メモ: v6プラス関連の覚え書き

ネトゲー回想録: v6プラスのIPアドレス&ポートの計算方法

issue: biglobeのIPv4 over IPv6でハマった話 (RTX830)

OCNバーチャルコネクトコネクトは情報がありません……

仕方がないので、調査用にOCNバーチャルコネクト対応ルータWSR-2533DHP2を買ってきました。それで挙動を解析しました。

とりあえず、分かったことを書いておきます。

  • rule.map.ocn.ad.jp というホスト名を名前解決してた
    • ググるとCiscoの以下のドキュメントがヒットする
      IP Addressing: NAT Configuration Guide, Cisco IOS XE 17
    • どうやら↓みたいなAPIを叩いて、マッピングルールを取得しているっぽい?
      https://rule.map.ocn.ad.jp/?ipv6Prefix=<address>&ipv6PrefixLength=<prefixLength>&code=<API Key>
  • ルータ管理画面の出力を見る限りでは、CEアドレス、IPv4アドレス、ポート番号が以下の計算機の計算結果と一致することを確認。なんと、この計算機はOCNのIPレンジも対応済みだったんですね…。
    http://ipv4.web.fc2.com/map-e.html
  • BRアドレスは、自分の環境(東日本)では 2001:380:a120::9

はぁ、意地を張らず最初からIX2105あたりを入手しておけば良かったと後悔しかけています。

今日はここまで。

Pleromaインスタンス social.metadata.moe を立てました。

以前にMastodonを立てていたのですが、運用していたVPSのプロバイダが消滅してしまい(=> HostMyBytes SSD VPS 6GB VPS Special )、そのまま放置した状態でした。

やっぱりFediverseとの繋がりがほしいなぁ、という想いがあり、再度お一人様インスタンスを立て直してみました。

お一人様インスタンスとして、Mastodonは少々リッチすぎるなぁと感じてはいたので、今回は軽量だと評判のPleromaを採用しました。

サーバの用意

とにかく安さが最優先です。AWS、Azure、GCPなんて無かった。

が、以前のMastodonで運用していた$39/yearという激安すぎるクソVPSのように、また倒産しては困るので、もう少しまともなプロバイダを。

UltraVPS.euのCloud Special-2プラン (Los Angeles)

  • 2 CPU cores / 2GB RAM / 50GB SSD / 1TB Bandwidth

お一人様用では十二分のスペックですが、これで40€/yearです。ブラックフライデーでは、例年だとさらに20% OFFになるはずなので、おすすめです。

RTTは120msほどありますが、普通に使う分には困ることはないでしょう。

mediaproxyを有効にしたり、画像・動画をバンバン上げるようならば、ストレージを別途考える必要があります。同じUltraVPS.euのストレージプランでminioとか立てるのがコスパ最高だと思います。

インストール

以下のリポジトリを参考にして、Dockerで簡単に立てられました。
READMEに書いてある通りです。

GitHub: angristan/docker-pleroma

ただ、ちょっとカスタマイズするときに色々不便なので、uploadsディレクトリに加えて、staticディレクトリとかconfigファイルをマウントしておくと良いかもしれません。

    volumes:
      - ./uploads:/pleroma/uploads
      - ./static:/pleroma/instance/static
      - ./config/secret.exs:/pleroma/config/prod.secret.exs

staticディレクトリの内容については以下を参照。同じディレクトリ名が繰り返し出てくるのでややこしい。

Pleroma Documentation: Configuration - Static Directory

参考

みんなどんな風に立ててるのかなー、と気になりまして、参照したサイトです。

本ブログの初投稿は2009年9月7日でして、今月で丸10年が経過したことになります。特に何かあるわけではないのですが、まぁ一つの節目ということで。

このブログは月に1回くらいの更新頻度だったので、記事数としては大した数はないです。とはいえ、自分の性格だと毎週更新みたいにノルマを課してもモチベーションが保てずすぐ止めていたと思うので、書こうと思ったときに備忘録的に書くくらいのお気持ちでやってきたのが良かったと思っています。

SNSが台頭してから個人サイト/ブログはあっという間に廃れてしまいましたが、他者との交流を前提とした情報発信は、私は正直プレッシャーを感じますし、見たくないものも目に入ってきてしまうのが非常にストレスです。そういう意味では、情報を自治できる個人サイト/ブログは自分の性にあった空間です。運用のコストはSNSに比べればかかりますが、それも含めて趣味としてやってこれたのも良かったかなと。

しかし古い記事はとても恥ずかしくて読めたもんじゃないですね。見てしまうと消したくなってしまうと思うので、触れずに放置しておきましょう。千年くらい経ったら、きっと文化人類学かなんかの研究資料になっていることでしょう。


「これからも頑張って続けよう!」という気もないのですが、ダラダラと続けていければいいかなと。

それではまた10年後に。