Z210 Intel Management Engine アップデート & Intel AMTを使う

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サブPC交代と開発用サーバーとして、HP Z210を2台ほど調達してきました。
購入したZ210のCPUはSandy Bridge世代のXeon E3-1225ですが、大抵の用途には十分な性能ですね。

HP Workstationの中古はそこそこの性能のものがお手頃価格で入手できるので、以前からお世話になっています。
筐体はしっかりした作りですし、メンテナンスしやすく工夫がされています。
タワー型であれば拡張性も十分ですし、下手に自作するよりかなり安くて済むのでオススメです。

さてさて、今回はせっかくIntel vPro対応しているのでIntel AMTでリモート管理してみようというお話です。
忘備録として書いておきます。


HP Support Center: Intel Management Engine Firmware Update and Utilities (sp71010)
Version: 7.1.86.1221 Rev.A(25 Mar 2015)

まずはIntel MEの更新が公開されていたのでアップデート。
WindowsまたはDOS環境でアップデートできるツールが同梱されている。
当方はLinuxをインストールしているので、USBメモリからDOS起動してアップデートすることに。

maruko2 Note. : DOS 起動 USB メモリの作成

上記のツールを利用すると便利。UEFIも対応。
DOS起動用USBメモリを作成したら、HPからダウンロードしたアップデータに含まれる以下のファイルをルートにコピーしておく。

sp71010/ME Flash/71861221.BIN
sp71010/ME Flash/Local-DOS/FWUpdLcl.exe

そしたら、USBメモリをZ210に挿入して起動時にF9キーでブートメニューに入れるので、USBメモリを選択してDOSを起動する。
ちなみに、私は何をやってもブートメニューに表示されず、USBメモリからブートできないという問題が発生し、だいぶ時間を無駄にした。
以下のForumの情報を参考にして、結果としてBIOSをデフォルトにリセットしたら直った。

HP Support Forums: Z210 Workstation will not boot from USB

ブートしたら、以下のコマンドを実行して、しばらくすれば完了するはず。

FWUpdLcl.exe -F 71861221.bin

Intel ME設定で「Local FW Update」を「Password Protected」に設定している場合は、「-PASS」とオプションを付ける必要がある。

本題のIntel AMTの設定やらツールは以下のサイトを参考に。

ZIGSOW: 究極のリモートデスクトップ&PC管理が可能です
tuedaの日記: [TS130] TS130をいじってみた
徒労日記: DQ67EPのIntel AMTでWindowsHomeServer2011をリモートする

[追記]

最新のファームは以下より。INTEL-SA-00075 /CVE-2017-5689の脆弱性対応が含まれています。

インテル(R) マネジメント・エンジンファームウェアアップデートおよびユーティリティ
リリース日: 2017年11月11日
Version: 7.1.91.3271

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